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お金、いつ”減らす”予定?『Die With Zero』紹介

book theme die with zero

こんにちは。こんにんです!

みなさん、貯金や株式、NISAなど、資産を増やすこと、がんばってますか?
私も月収の一定%を貯蓄したり、株式投資やNISAで資産を増やそうと日々がんばっています。

そのためには自炊をして、食費を減らしたり、欲しいものを我慢したり、
家賃の安いところを探したり・・・など「我慢」をして節約している人も多いのではないでしょうか。

今日紹介する本は、そんな「貯める・増やす」ことが多いお金に関する書籍の中で、資産を「減らす」ことを考えろと言っています。

この本を通して、お金と人生の過ごし方、バランスの取り方を考えるきっかになると幸いです。

にんにん

話題の本でしたが、読んで良かったです。
残業が月70時間ペースだった時に読んだこともあってか、
少し泣きました。

「この本はこんな人におすすめ」
▶︎お金を貯めることを考えて、実践している人
▶︎「いつまで働けばいいんだろう」と思っている人
▶︎これからのライフプランを作っていない人

それでは、いきましょう!

目次

書籍紹介

bookvoer
今回紹介する書籍
タイトルDIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
著者BILL PERKINS(ビル・パーキンス)/児島修 訳
出版年2020年9月
ページ数300ページ
出版社ダイヤモンド社
価格(税抜)1,700円
トータル評価
読みやすさ
実用度
本棚度
読書時間約2時間

人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ。

DIE WITH ZERO BILL PERKINS著 扉

【全体】読んでみての感想

どんなOld Ageをすごしたい?

本書はかなり話題になった本ですが、海外の資産形成やお金に関する本は、
保険の制度やリタイア後の制度が日本と違うので、参考にならないことが多い印象でした。

この本も、話題にはなりましたが、よくあるその手の本と思って読みませんでした。
しかし、読んでみたところかなり引き込まれました。

にんにん

確かに海外の事例の本ですが、考え方は共通で参考にできます。

また、メッセージもシンプルで、本文の中で同じことが繰り返し色々な例を用いて紹介されています。

・貯めているお金を、いつ使うか
・いつから「減らし始める」か
・体力があるうちに経験しないと、老後に経験しても楽しくない
・経験には「適切な時期」がある

にんにん

浪費ばかりではいけませんが、楽しむことも忘れてはいけません

目標もなく、お金を貯めるのではなく、使い時や使い方を計画立てて、
お金を経験に変えていこう!死ぬときは経験しか残らないから、という主張です。

著者紹介

著者のBILLさんは、アメリカの方です。
大学を卒業後トレーダーとして成功され、現在はヘッジファンドのマネージャーをしながら、
映画プロデューサーなど多方面で活躍されています。

新社会人のころは、他の人と同じく少ない収入を少しずつ貯金しながら生活をされていました。
あるとき上司に1,000ドル貯めたことを報告した際に「そんなお金を貯めて、バカか?」といわれて衝撃を受けたそうです。

収入は年齢を重ねていくにつれて上がっていきます。その分ん支出も増えるかというと、そうではありません。
収入が少ない時にお金を貯めることは、
将来給料が上がっている自分のために、貧乏な自分からお金をとっている、ことになります。

そんな彼の考え方が描かれたいる本書は、「お金を使うべきに使おう」というシンプルなメッセージが書かれています。

今が一番楽しめる経験がある

【詳細】本書の内容、および感想

本書はルール1〜ルール9に分かれて書かれていますが、本ブログでは統合して紹介をします。
細かい内容は本書を手にとってみてください。

「経験」が一番大事

「限界効用逓減」という言葉をご存知でしょうか。
ものは使っていく時間・回数が増えていくほどその価値が減っていく、というものです。

にんにん

車は買った時が一番うれしい
2台目は1台目よりうれしくない・・・などが身近な例です

つまり「モノ」の価値は入手した手がピークで、時間と共に減っていきます。

一方、楽しかった「経験」は効果が増えていきます。
ブログ主は、大学卒業時に、「卒業旅行」でオーストラリアに行きました。
初めての海外でめちゃくちゃ楽しかったです。

にんにん

実は旅行に行くお金がなくて
銀行に内定を担保に借金をしていきました。
でも全く後悔してません


そしてこの思い出は何回も思い出して、「楽しかったなー」と言えます。
著者も、同様のことを言っていて、「経験」が人生の中で一番価値があること、と言っています。

オーストラリアのゴールドコースト、最高でした

お金を「経験」に変えていく

とは言え、旅行や大きな経験をしようと思ったら、「お金」が要りますよね。
体力を使うアクティビティなどは、若い時にした方が楽しめます。
老後のためにお金を貯めることに執着して、今楽しめる経験をしないと、後に何も残りません。

「いつ」「何がしたいか」を考える

5年、または10年区切りで、やりたいことを書いていく「タイムバケット」

死ぬまでに、どんな経験がしたいのか。
やりたいことがたくさんあっても1年で全部はできません。

そこで5年や10年区切りで、やりたいことを、バケツに入れて考えてみましょう。

にんにん

旅行は今のうちに、
40代になったら家族と過ごす時間を増やしたい
地域の活動も参加したいけど50代以降でもいいかな・・・
など書いてみましょう

にんにん

30代〜40代でやりたいことが多すぎで入らない(笑
国内旅行は後回しにしようかな…先に海外行こう

マネープランを考えて、「いつから減らすか」考える

いつまで「増やして」いつから「減らすか」

お金は墓場に持っていけません。
本書の題名にもなっている”DIE WITH ZERO”は「ゼロで死ね」という直訳ですが、
貯めたお金を経験に変えていって人生を楽しみながら、
死ぬ時に資産が「ゼロ」になるようなお金の使い方がベスト
、といいます。

どんどんお金が増えているが、体力的にも使うものがない

子供にも残したいし・・・という方もいらっしゃると思います。
その場合は「生前贈与」を検討してください。

あなたが死ぬ時、子供は何歳でしょうか。60歳ぐらいかもしれません。
60歳でもらう1000万円と、40歳でもらう1000万円、は40歳でもらう方が明らかに嬉しいですよね。

あげられるお金を死ぬまで、貯めておく必要はありません。

にんにん

もし老後お金が足りなくなったら少し返してもらいましょう笑

本書では、死ぬまでに必要なお金を次の通り紹介しています

死ぬまでに必要なお金=(1年間の生活費)x(人生の残りの年数)x0.7

計算式の詳細は本書でも書かれていますし、人によっても違うと思います。

大事なことは、年齢を重ねると使うお金が減ってくることです。

にんにん

家計簿などから一度計算してみましょう

にんにん

例えば今50歳、80歳まで生きる
生活費20万円/月の場合、
20万円x12ヶ月x30年x0.7=約5000万円です

にんにん

つまり、50歳で5000万円持っていたら、
それ以上稼いでも、使いきれないということですね。
“減らし”始めましょう^-^

本書では45〜60歳が「減らし始める」時期と言います

終わりに

仕事を辞めることが目的ではない。自分にとっての楽しい人生を探しましょう^-^

今日は
⦅お金、いつ”減らす”予定?⦆『Die With Zero』紹介
というテーマで書きました。

「死ぬ時に資産をぴったりゼロに」は厳密にはできないですが、
何も考えずに、働き続け、貯蓄し、資産を「増やす」事ばかり考えていた人にはセンセーショナルな考え方ですね。

直近のFIREムーブメントも同じような流れですが、retireした後何をしたいかも考えておかないと、
リタイアしたけどお金がなくて何もできない、状態になると、たのしくないですよね。

人生を最大限に充実させ、たった一度の人生を価値あるものにしよう。
(中略)
人生で一番大事なのは、思い出をつくることだ

p.264,265

最後までお読みいただきありがとうございました。
では、またー。しゅたっ!

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この記事を書いた人

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地方の製造業で働くサラリーマンです。
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