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東証 市場区分の考察 ②新上場基準

前回は、東証が上場区分を変更する背景を書きました。
https://nin-kakurezato.com/jpx-market-change/450/

2022年4月から新しく適用される市場区分について
今回は、新しい基準とスケジュールを書きます。

▶︎区分変更の基準とスケジュール
 
 
目次

新市場の区分と上場基準

JI No.110 p.12
JI No.110 p.14

プライム市場

プライム市場は、今の東証一部にあたる市場です。
「投資家との対話」を強調することがコンセプトになっており、IRなども一方的な通達だけではなく、投資家からの要求事項に対応し、よりレベルの高いIRが求められます。

グロース市場

プライム市場と対局にあるグロース市場は、JASDAQグロースとマザーズの銘柄が分類されます。

事業計画やその進捗など、将来的な成長に関連する情報開示が特に重要視されます。
いわゆる「成長株」は月次情報での売り上げ進捗や、成長に陰りが出てくると、急にその企業価値がなくなります。
投資家保護のためにも、積極的な情報開示が求められます。

以降スケジュール

今持っている東証一部の株が、プライム市場に入ると思っていたのに、
急に「明日からスタンダードになります」と言われると混乱する可能性があります。

そのため、今回の移行は移行期間が設定されます。

JI No.110 p.15

移行期間は2022年4月〜2025年1月末(予定)です。この期間に基準を満たせばスタンダード→プライムなどへの変更が可能です。

新しいTOPIX

現在は東証一部全銘柄を対象にしているTOPIX指数ですが、こちらは今回
プライム市場 かつ 時価総額が100億以上 の銘柄が対象になります。

これによって、人気がなく株価が下落した銘柄は外されることになります。
投資基準の指数としてのTOPIXの価値向上が期待されています。

終わりに

今日は
東証 市場区分の考察 ②新上場基準
について書きました。

前回の記事をセットで参考にしてくださればと思います。

プライムの方がいい、というわけではないというのがJPXの説明ですが、
現在東証一部なのに、スタンダードなどに分類されるとマイナスのインパクトになってしまうのは致し方ないと思います。

投資家としては市場の分類が変わっても企業価値がかわらなければ
慌てずに投資判断をする、という戦略が賢明ですね。

では、またー。しゅたっ!

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この記事を書いた人

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