仮想通貨やプリペイド、クレジットカードなど、
「お札」や「硬貨」などの貨幣以外にも、貨幣と同様に使えるものがあります。
最近、スーパーなどでよくある、プリペイド&チャージ式のマネーは、
その会社が倒産したら明日からもう使えません。
倒産しなくても、近所の店舗が潰れて使いづらくなるケースも多々あります。
それでもみなさん利用するのは、お得であるのもありますが、
前提としてそのお店が無くならないとうことを「信頼」して使っていますよね。
ホリエモンこと、堀江貴文さんの著書「99%の人が気づいていないお金の正体」にも、
お金=信用ということが書かれていますので紹介します。
この本はこんな人におすすめ
▶︎ホリエモンのお金に対する考え方に興味がある
▶︎「現金」へのこだわりがつよい
書籍紹介
タイトル 99%の人が気づいていないお金の正体
著者 堀江貴文
出版年 2020年2月
出版社 宝島社
価格 1,200円(税抜)

読みやすさ ★★★☆☆(話し言葉で書かれています)
実 用 度 ★★☆☆☆(考え方の本です)
本 棚 度 ★★☆☆☆(手法より考え方が学べます)
読書時間 約1.5時間
お金を貯めるな、信用を貯めろ!
扉
【全体】読んでみての感想

私はサラリーマンですが、毎月給与をもらいます。
しかし、私個人で稼げるわけではありません。
「会社」がお客様に信頼されていて、取引いただき、それでその分け前をもらえています。
そのために、私は会社に所属できなくなると、「お金」を稼げません。
堀江さんは、信用されているもの・人にはお金が集まってくるので、
信用される人になれ、といいます。
信用は、人柄や能力や、家柄や人間関係などいろんなものを総合したものです。
「自分」という、個人が信頼してもらえるよう、自分の得意分野を伸ばしていきたいです。
【詳細】本書の内容、および感想
日本円の信用も失墜したことがある

米ドルも日本円も以前は金や銀のコモディティと交換でき、価値を担保されている「兌換紙幣」でした。
しかし、それではお金の発行に限界があり経済成長を阻害する要因となります。
そこで、日本も1932年からは、円を不換紙幣としてバーチャルな、
政府の信用に担保されたものを貨幣として流通させることになりました。
ところが日本が戦争で負けると、円の信用は失墜します。
都市部の人が農村部に行き、野菜を買うために円をだすと「信用できない」として交換できない状態になりました。
発行母体である「国」が信用されなくなると、紙幣はただの紙切れになります。
(ハイパーインフレ)
貯めるべきは「お金」ではなく「信用」

貯金して、お金を貯めてもその価値は発行する機関によって変動してしまいます。
堀江さんは「信用」を貯めろ、といいます。
本当に貯めるべきものは、お金ではなく、信用そのものなのだ。
p.49
信用とは一種の無形固定資産。
君たち自身に周りからの信用があれば、その信用はお金に換えることができる
社会的な信用を積み上げておけば、お金がなくなっても誰かが助けてくれます。
金融機関は、目に見えない「信用」は当てにしないので、貸してくれないかもしれませんが、
例えばソフトバンクの孫さんが出資してくれ、と言ったら、お金は簡単に集まると思います。
日本の貯金への美徳は、戦争の時に日本政府の狙ったプロパガンダが元になっている。
戦争の資金を集めるために、国民のお金が必要だった。
今はそのような時代ではないが、その時の名残がまだ残っています。
貯金しても、そのお金を元に銀行は運用して、儲けますので、貯金奨励は自分のために必要な分だけにしましょう。
極端なこととを言えば、「あり金」なんて全部使ってしまえばいいのである
p.50
逆に言うと相手もそうなので、自分の急ぎの用件は後回しにされている可能性が高いです。
現在は特にリモートで、チャットなどが多いと思いますので、適度な電話も良いかと思いました。
終わりに
今日は
【感想・レビュー】99%の人が気づいていないお金の正体
を読んで、感想を書きました。
老後は不安ということはありますが、お金ばかり貯めても、それがその価値で使えるかわかりません。お金自体よりは、将来稼げる、お金を集められる自分になるためにその資源を使っていくべきだと思いました。
では、またー。しゅたっ!
コメント